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2005年8月26日 (金曜日)

レッスン日記 2005年8月26日

本日の内容
ハノン C dur のスケールとアルペジオ(3和音) + (減7和音応用) + 3度をレガートにひく練習
ツェルニー 30番練習曲 第15番

 この春以降、ピアノにとどまらず室内楽アンサンブルや合唱にと活動を広げちょっと手を出し過ぎかなと思わなくもなかったこの頃でした。でもやはり自分の気持ちに素直に従った結果に(我を通すというのはなく、何を求めているのか見極めるという意味)間違いはなかったようです。

 点と点でばらばらに存在していたさまざまなことが、このひと月のあいだにたくさんの線で結ばれつつあります。それも一方向というのではなくそれぞれの点から放射状に伸びるその線は一見関連のないようなものとも繋がり新たな発見となって、わたしのピアノは(技術的な面で飛躍的に上達したということとは違いますが)またひとつ進化したようです。

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 前回、次の曲を決める時間がなかったので(というかいつも時間がないので)今日は質問・要望リストを作成して持参。「まだモーツァルトのハ長調のソナタやる気ありますか〜、と挑戦的なことを言ってみたりして」とのたまうお茶目な先生です。もちろんやる気満々ですよ。でもモーツァルト=グリーグ版のイロモノで挑戦してみたくて楽譜取り寄せ中です。だいぶ前から次はモーツァルトとお互い言い続けていたのですがここにきていろいろ先生も思うところがあったようで、ひとつの曲を時間をかけてとことんレッスンするのもいいけれどもっといろんな曲をやってみませんかと。それと先生はピアノ講師を始めた頃、大人のレッスンなんだからまずは楽しくなければ、と思っていたけれど生徒さんの中には(わたしも含め)ただ弾けるようになればいいというのではなく、もっと上手くなりたいという希望を強く持っている人も少なくないことがわかってきたので「そういう人にはこれからどんどんビシビシ指導していきますよお〜!」と宣言。


 というわけで、選曲については先生から案を提示してもらうことにしてハノンへ突入です。

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 まずはC durのスケール。ちょっと猫背になるクセがまた顔を出し始めました。でもまあずいぶんと(以前に比べれば)流暢になったでしょう。それじゃあと、「ちょっと次ぎはこう弾いてみて」と言われて一瞬頭が「?」となった応用編。まず2オクターブは楽譜通りに上昇、次のC音と起点に左右スプリット(!)右手はそのまま2オクターブ上昇・左手は2オクターブ下降(要するに来た道を戻る)、その後同じCまで折り返し、そしたら楽譜通りに戻って2オクターブ両手一緒に上昇・下降、そこでまた左右スプリットしてC音に戻ってきたところで再度楽譜通りに両手一緒に2オクターブ下降でカデンツ。慣れれば結構弾けますがこんな練習したことなかったので緊張しました。今週はこれで練習してみてくださいと宿題になりました。そして現在一番の鬼門であるテンポ。カデンツのたった3小節が見事に遅れる。タメ過ぎ。なんでだろう、と考えてずばり指摘されたのが音符に書かれている長さいっぱいに鍵盤を押してから次の音へ移るから!(歌では拍のあたまに出遅れないようにブレスすればいいんだなどとエラそうなことを言っておきながらピアノでは全然出来ないじゃないか、反省)。歌いながら練習してみるか?そのほうがちゃんと拍が合うかも。

 次にアルペジオ(3和音)。これもちょっと前までと雲泥の差です。肘も楽になって来ているし滑らかな演奏に着々と近づきつつあります。でもまだ手首を返して移動しようとしているので手は鍵盤に対して平行に保ったまま素早く横にスライドさせることを意識して練習するように、と。

 ここまではコンペ後、リモートでの指示。それじゃあ、せっかくだから手首や指を楽にして広い音域をカバーする練習として減7のアルペジオを1オクターブだけを使用(別にここで練習する和音は減7でなくてもいいんですが)。まず手を全部の音符に置いてみる。次に右手なら1の指は鍵盤を弾いたまま(鍵盤を下まで沈めたまま)の状態で残りの4音をちゃんと拍を感じて何度か弾く。次、2の指を弾いたまま残りの音、3の指、4の指、5の指と同じように練習をする。ちなみに保持したままの音は当然弾いているとして拍は数える(つまり休符となるわけです)。これがまた指がいうことをきいてくれないのだよ。なんで自分の指なのにどこをどう動かしているのかわからなくなるんだ。そう言う意味でこの練習はフィンガー・トレーニングのメニューにより近いかもしれない。脳みその体操しているみたいだし。そして大切なことは保持している指と音を出す以外の何もしていない指はリラックスさせておくこと。間違っても減7を和音で弾いた状態のまま手を突っ張らせて広げっぱなしにしないように!

 引き続き3度をレガートにひく練習(50番)へ。まずは最初の4小節だけ。「ちゃんと指、動きますね」と、フィンガー・トレーニングの成果かな。じゃあ、通しちゃえと50番を通す。次の音のセットに移るときにやはり横にスライドさせるというより腕や手首で「よっこらしょ」と押し込むクセがあるのでここでも出来る限り平行移動で弾けるように練習。「よっこらしょ」と同時に前屈みになるクセも意識して直しましょう。

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 なんかここまででもう既に盛りだくさんですが、今日は更にツェルニーへGO!

「なんかまた変わりましたね♪」

 このひと月くらいでめまぐるしい進化を遂げたらしい。まだ後半おぼつかなくなる部分もありますがもっとテンポアップしちゃいましょうと指示。但し、やっぱりここでもまた拍感が変・・・。2拍子にならない。中間部ユニゾンでアルペジオになるところなんかは全部の音を同じように叩いているからだ、と自分で気付く。「せめて3連符2組でひとまとまりくらいには感じましょう!拍を刻むほうは一定でそっちに合わせて下さいね♪」はい、頑張ります。また音数が多く遅れがちになる右手に左手を合わせているから修正が効かないと指摘された。淡々とベースラインを演奏している左でテンポを決めること。それから実はテンポはそれほど乱れていないけれど拍感が一定でないのでそこで曲が切れてしまう部分もあるらしい。ここまできたら正直に告白します。ヒンデミットの「音楽家の基礎練習」最初の演習でもう躓いています。「ええっ!最初で、ですか?!」と驚きを隠せない先生。例えば拍子など指定なく5拍歌うなり音をだして5拍休む、という単純な作業でもわたしはあたまのなかで「1、2、3、4、5、1、2、3、4、5」と数えているんです、全部同じ音価で。「それじゃあ拍わからなくなって当たり前ですよ〜」と、ほんとにトホホな生徒です。ハノンでもツェルニーでも同じ、音ひとつひとつ数えるのではなく、自分の中でひとつのまとまりをイメージする。拍のあたまは当然アクセントがつくわけで、ヒンデミットで5拍を数えるときにも「1、2・1、2、3」とか「1、2、3・1、2」などパターンを変えて練習してみるといいらしい。

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 今週の課題

 ハノン:C dur のスケールとアルペジオ(減7含め応用パターンも) 3度のレガートもか?
 ツェルニー:第15番(2拍子であることを全曲通して感じられるように)

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 余談

 マエストロ角の練習後、たとえば数曲のまとまりがあるとき(ソナタでもいいんですが)前後の曲との関係を意識するとおのずとテンポや曲想が決まってくることや、だてに作曲者は8分休符と4分休符を書き分けていないんだということ(同時にこれって校閲ミス?と思われる箇所も見つけたり)、スラーのかかりかたひとつでフレーズがまるで変わってしまうこと(今、演奏してみるとまるで別の曲のように感じる部分がたくさん!昔はいい加減に弾いていたことがバレバレ)などいろいろなことがハイドンのソナタとかを弾いてみて感じられるようになったことを先生に伝えると「へぇ〜面白そうですね、わたしも練習見てみたいな」と、今日明らかになったわたしの進化の過程というか起源というか、いろんなことに気付くきっかけとなったピアノ以外の音楽活動に注目。

 わたし自身もフィンガー・トレーニングのレッスンでコンペ当日のペダル追加したとき(まずは自分なりにペダルをどこで使うかを考えながら弾いてみてと言われたあとに)「基本として作曲者がスタッカートを指定しているところはペダルは踏まない、逆にそれと対比するように書かれたレガートがあれば(音を濁らせないことを前提に)ダンバーで響かせる」という考え方(もちろん時代や様式によって異なるとして、とりあえず古典派のソナタでペダルを使用する場合において、なのだと思う)を教わったことなども加わって、フレーズごとの関係性や曲の構成が前よりわかるようになってきたと思うんです。

 フォーレのレクイエムの勉強会に参加していることも影響大ですね。古典派とはまた違ったテンポ取りや(微妙なタメ、とか)、これまたわたしが拍感なく休符を数えているから前奏から歌の入るタイミングを楽譜と指揮をみているにも関わらずわからなくなることに悩んだり。

 そんなひとつひとつに対して意外なところで関係性を見出したり気付いたりすることによって自分のピアノの演奏でも何かが実を結びつつある、そんな気がします。

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コメント

りんは、おぼつかなくフレーズとか歌いながら
りんたちが、お茶とダンバーや、コンペとか、起点と、単純などを持参したいかもー


投稿: BlogPetのりん | 2005年8月28日 (日曜日) 12:58

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