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2005年8月31日 (水曜日)

この秋 グリーグ事始めの予感

 はじまりは8月に入って間もない頃、フレディ・ケンプ◇ブログダイアリー~Freddy Kempf Blog Daiary~でさらりと書かれていた1行から。

So the next concert I see in my diary is Japan!! I can't wait actually - Grieg concerto in Tokyo.

 あ、来日するんだ。グリーグのピアノコンチェルトかぁ。そのときはgoogleでN響と共演すること、ドヴォルザークの「新世界より」がプログラムにあることを調べておしまい。ところが偶然にも翌日、わたしがが登録しているチケットサービスからN響の公演チケットのお知らせを含んだメールマガジンが届く。あれ、そういえば昨日調べたらN響だったんだよね。チケットってまだあるんだろうか、とリンク先をクリック。チケット、まだある・・・でも残り僅かかぁ。そういえばグリーグって、初めて聴いた(レコードで、ですが)ピアノコンチェルトだったなぁ。次の瞬間、購入ボタンを押してました・・・。

 そして今日はここ1ヶ月あちこち探しまわった楽譜をようやく入手。ある演奏会でこのピアノ・ソナタを聴き、「な、なんなんだ!」と強烈な印象をわたしに残したモーツァルトの K.545 (グリーグ編作による2台のピアノ用)。プログラムでも「モーツァルトへの冒涜か?!」と紹介されていたりして、(その演奏会は別のプログラム目当てで足を運んだので)開演前から一体この「モーツァルト=グリーグ」って表記は何? どんな曲なの? ともう気になって気になって仕方がなかったのです。聴いてびっくり、ピアノ1はモーツァルトのオリジナルそのまま、ピアノ2は完全にグリーグによる作曲。同時に演奏されるとそりゃ大変なことになるんです。 おまけにそれが演奏会で取り上げられた1曲だけではなく実際には5曲もあるなんて!

モーツァルト=グリーグ 2台のピアノのためのソナタと幻想曲[全曲]
(MOZART=GRIEG 4 SONATAS AND A FANTASIA FOR 2 PIANOS, 4 HANDS [Complete]

 以前からこの秋からの1年間、レッスンはモーツァルトの曲メインでと考えていたのですが(結局モーツァルト限定にはしないことになりそうですが)、今まで弾いたことのある曲をただやり直すだけではちょっとつまらないかなと思って、それなら(ちょっとイロモノっぽいけど)先生にピアノ2を担当してもらってアンサンブルをしてみるのはどうだろうと漠然と考えていたのです。こんなに楽譜探しに苦労するとは思わなかったですけど。14年間+1年半ピアノを習ってきて今まで一度も演奏したことのなかったグリーグのピアノ曲。せっかくなのでモーツァルトオリジナルのピアノ1だけではなくピアノ2も練習してみようかななどと考えたりしてました。そして今日、ようやく手にした楽譜の冒頭で校閲者がこの編作を理解し演奏するにあたってグリーグのピアノコンチェルトや抒情小曲集を聴くよう書いていたのですが、まさにそのコンチェルトを今週末聴きに行くわけです。

 上記のブログダイアリーの最新エントリによると、ご本人(フレディ・ケンプ氏)はすでに荷造りも終え日本へ向けて出発を待つのみとなっているようです。まずは今週末のコンサートを楽しんできて、それからグリーグに初挑戦です。

 グリーグのピアノコンチェルトのレコードを買ってもらったいきさつはこんな具合。クラシックが好きだった父とピアノを習っていた祖母のおかげで、わたしのまわりではいつも音楽が流れいたけどわたしが小さい頃の父のレコードコレクションは宗教合唱曲や交響曲が中心でピアノ曲はあまりなかったんです。わたしが覚えている限りでは、アルトゥール・ルービンシュタインのショパン名曲集1枚とヴィルヘルム・ケンプのベートーヴェンピアノソナタが2枚だけ。でもいまのようにCDはもちろんのこと、LPの廉価版さえなかった時代。そう簡単に買ってもらえるものでもなかったような気が。そんな頃にわたしが初めて自分からリクエストして買ってもらったLPがグリーグのピアノコンチェルト。確かTVCMで第1楽章の冒頭部分が使われていてそれを聞いたわたしが「この曲全部聴いてみたいから買って」とお願い、それならと父が買ってきてくれたのがピアノ、ゲザ・アンダ(Geza Anda)、ラファエル・クーベリック(Rafael Kubelik)指揮、ベルフィン・フィルハモニーによるレコードでした。ちなみにA面がグリーグでB面がシューマンのピアノ・コンチェルトだったはず。

 そして入手不能かと諦めかけていたモーツァルト=グリーグの楽譜、実は出版社で在庫切れ重版の予定なしという状況だったんです。コンサートで K.545を聴いたあと、微かな記憶を頼りに「モーツァルト=グリーグ」の文字を全音の楽譜うしろの一覧表で発見。これに違いないといつも楽譜を買っている楽器店で注文したものの一向に入荷の連絡が来ない。版元に在庫がなかったため系列店に問合せをしてくれていたのですが望みはあんまりないとのこと。それから都内大手楽器店を複数あたってみたものの見つからず、あっても輸入楽譜で1曲しか収録されていないものばかり。楽譜や音楽関連書専門の古書店で探すしかないのかと諦めかけてところでした。探せばあるものなんですね、自宅の最寄り駅から電車で20分程の街の楽器店に在庫が1点だけあることが電話の問合せで確認でき、取り置きをお願いしてから今日早速買いに行ってきたんです。でもこんなのが5曲もあるとは思ってなかったです(タイトルに「ソナタと幻想曲」とあったので、あのファンタジアは入ってるんだなと思いましたが)。

 初めて買ってもらったピアノコンチェルトのレコード。モーツァルトが縁で巡り会ったグリーグのピアノ曲。そして今週末のコンサート。特に意識していたわけではないのですが、ただの偶然にしてはタイミングが良すぎる気がして。これからのピアノのレッスンに何か新しい風を運んできてくれるようで、今からわくわくしています。

 ただちょっとショックだったのが、実際に演奏を聴いたことがあり自分でもグリーグ作曲のピアノ2のパートを弾いてみたいと思っていたソナタ K.545 、冒頭からいきなり10、11度の跳躍あり中間部では最大12度の和音が平気で出てくること。ちっとも「誰でも弾けるように書かれている(校閲者、萩原氏の解説より)」んじゃないじゃないですか・・・。わたしには演奏することは不可能です。(前打音やアルペジオで処理する?それはちょっと違う気がして仕方がない。)悔しいから、他の曲もよーく譜読みして弾けそうなものからチャレンジしてやる!

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