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2010年3月 2日 (火曜日)

シロップ薬を彷彿とさせる

久しぶりに遅くまで(それでも8時前)残業したのでご褒美にボトルドリンクを買った。

健康を考えてグラソービタミンウォーターb-リラックスにしたのだけど、なんかこのあっさりした甘さが子供の頃飲まされたシロップ状の薬を思い出させるんだなー。かなり薄味、というかジュースを水で薄めたような…。不味くはないんだけど、なんかこう薬を飲んでいるようで。

でも実際の薬はこんなには美味しくなかったかもしれないんだけど。

 子供の頃の薬というと、今でこそ笑えるけれど当時としては子供心に許しがたい思い出がある。

 今みたいに子供用の薬がまだいろいろなかったのだと思うが、たぶん風邪を引いて寝込んでいたとき苦い粉薬が処方された。もちろんわたしはいつものように嫌がったはずだ。そこで母がとんでもないことを思いついた。普段は夏以外には食べさせてもらえないアイスクリーム(それもカップアイス、夏でも食べるのが許されるのはホームランアイスバーくらいだったのだ)を持ってきた。発想はまあ悪くない。問題はその扱い方。母はカップアイスに穴を掘ってそこに粉薬をどーんとまぶしたあと掘ったアイスをかぶせてカモフラージュした。それをわたしに食べさせたのだ。

 全体的に混ぜていればなんとなく変な味がするアイスで済んだものを、一箇所にだけ薬を埋めたものだから当然ある瞬間に薬そのものの味がする。びっくりしたわたしは涙目になって出そうとするわな…そりゃ。

 そこへトドメの一言「アイスクリームなんだから嫌がらないでちゃんと食べなさい!」

 ああ、母よ。あまりに無理があることに何故当時気が付けなかったのだ。滑らかなアイスクリームに喜び、それが舌で溶けた瞬間突然薬の粉っぽさと苦さに見舞われたのだ。「裏切られた」と心に刻まれてしまったよ。

 ほんと、なんで大人ってほんとうのことを言わずに子供を納得させようとするんだろう。

 確かに大人になった今、薬だと思えば苦いものでも飲み込めるようになったからこそそう思うのかもしれないけれど。

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